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オランダ・かもめの会

11月例会:オランダと日本の年金

テーマ:オランダと日本の年金
参加者:会員8名、外部参加者2名、講師
講師:高橋 真由美さん
日時:11月22日(日)13:00-16:00
場所:囲碁センターJCCルーム
 
まず約1時間ほど高橋さんに添付資料を基に年金(主にAOWについて)の概要、及び在蘭日本人に関わる(日本で支払った年金の受給について等)情報についてプレゼンしていただき、その後、年金受給が始まり、ご自身で受給を経験されていらっしゃるE.K.さんの実体験に基づいた情報およびオランダに帰化されたお友達の経験談をお話ししていただきました。最後に質疑応答という流れでした。
 
高橋さんのお話しについては、プレゼン用にご用意いただいたパワポ資料をいただきました。
 
E.K.さんからは日本で過去に納めた年金の受給方法について、詳しくお話しをいただきました。
オランダ在住の日本人が日本で年金受給を申請する場合、住民票の登録+日本の家族の協力、その際に必要となる証明書(運転免許など)の用意、過去の海外在住期間を証明する公的資料(パスポートのスタンプなど)等が必要で、手続きが複雑だったそうです。。。
 
オランダに帰化され、日本に過去年金を納めたことがある方は、日本の年金受給は可能であるものの、日本国籍の方のように海外在住期間をカラ期間として認めてもらうことはできない、という違いがあるそうです。
この方が年金を申請された際のコンタクト先(日蘭両方)を頂きましたので、皆さんに下記お知らせいたします。
 
オランダ側:
SVB (de Sociale Verzekeringbank)
Stationsstraat 112, Zaanstad
TEL:075-65510101
www.svb.nl
 
日本側:
日本年金機構、業務渉外部、海外業務グループ、国際年金通算業務担当
168-8505
東京都杉並区高井戸西3-5-24
TEL:03-58439317
www.nenkin.go.jp
 
年金の受給については、オランダでの滞在期間、どのような種類の年金を納めていたのか、同居者の有無とその年齢、所得など、本当に各個人によって異なりますし、ケースバイケースですので、高橋さん、E.K.さんのお話しを参考にしつつ、各自でご自分の受給額を専門機関に確認するのがベストとのことでした。
また、年金についての法律は結構頻繁に変更があるそうですので、こちらも各自でアップデート情報をチェックした方が良いとのことです。
 
本日参加された皆さまからも「大変勉強になった」というフィードバックが多く、是非来年のどこかで、もう少し深く掘り下げた内容の年金例会第2弾ができたら良いなと思います。
 
(報告:C.O. / 編集:MiMo)